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〜西陣の香〜No.2 発行日2003/12/21
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☆目次
・西陣織の工程概略
・私の勤めている位置
・新規掲載商品
・編集後記
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〜西陣織の工程概略〜
みなさん、風邪などひかれてませんか?昨夜から全国的な降雪でさむいさむい^^
あったかくして、寝てくださいね(T-T)ダラダラ(T^T)ズルズル−
さて、No.2は、西陣織の工程概略です。
「西陣というのは、中小、零細企業集団です」は前回お話しましたね^^
西陣織の反物ができるまでは、たくさんの工程を経ます。
(企画・製紋工程)
図案→紋意匠図→紋彫→紋編を経て、紋紙ができます。
現在では、コンピュータグラフィックス、フロッピー製作などに
ほとんど変っております。
(原料準備工程)
原糸→撚糸→精練→糸染→糸繰(→金銀糸)
→整経(たて糸)、緯巻(よこ糸)→金銀箔
(機準備工程)
綜絖(そうこう)、筬(おさ)、杼(ひ)
コンピュータジャガード、紋紙式ジャガード
機料品(機付属品)
(製織工程)
手機(てばた)、力織機(りきしょっき)
(仕上げ工程)
整理加工、ビロード線切りなど
簡単にいうと以上のような工程を経て、西陣織はできます。
この中で、例えば、
図案屋さん、紋衣装屋さん、紋彫屋さん
生糸屋さん、糸染め屋さん、金銀箔屋さん
綜絖屋さん、機料品屋さん、
織屋さん、機屋さん
整理加工屋さん。。。。などなど
ここには書ききれない程、たくさんの職人さんの手を経て作られるわけです。
また、それぞれの過程で、専門的な知識と熟練した技術を必要とします。
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〜私の勤めている位置〜
私が勤めているのは、織屋(メーカー)です。
プロデュース的な位置の職場と言えば、理解していただけると思いますが、
企画して、紋紙製作を依頼し、生糸を仕入れ、染めに出し、製織します。
その後、整理加工に出し、反物の出来上りです。
おおまかに書いてしまえば、簡単ですが手間ひまのかかる事は間違いありません。
また、先染め織物(生糸を先に染めて、その糸を使い織る織物)と
後染め織物(織りあげた反物に後から絵付けや染める織物)とがありますが、
私のところは、ほとんどが先染め織物です。
白生地も織っておりますが、その先、後染めの部分は、扱っておりません。
もし、白生地が欲しいという方があれば、こちらまでご連絡ください。
http://www.kimono-act.com/act-support/act-support.htm
他の商品に関しては、時間の許す限り、
順次掲載していきますので、お待ちください。
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