銘仙 型枠 捺染 | |
お客様の目にあまりふれることのない染めの現場です。 | |
訪問時は、銘仙の柄を染めてはいらっしゃらなかったのですが、 型枠を使って何度も染めるのは同じです。 千切(ちぎり)に巻かれた縦糸(右上写真)、 つまり、力糸で仮織された縦糸が、 このように型枠で何度も染められいきます(左上写真)。 色も染料の配分によって微妙に違ってきます。 ロット(一回に製作する反物の数)によって 色が微妙に違ってくるのも これで納得していただけるのではないかと思います。 しかし、一番厄介なのは、 縦糸が切れたら、微妙に柄がずれてくることでしょう。 もっともそれが銘仙の味になるわけですが、 製作当初、大正の先人達は、 綺麗に柄が出来上がるのを目指していたのではないかと思います。 銘仙に限らず、こうした職人さん達が、 きもの製作を陰で支えてくださっていることを 忘れてはいけません。(涙) <2005/12/26撮影> |
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銘仙 通販ショップ【きものACT】 |