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追い裁ち/寄せ裁ち について |
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通常、反物をお仕立てにまわす際、無地のものや柄がまんべんなく入っているものに関しては、 反物の右左は区別がないため、どちらを右、左にもってきてもあまり変わりはありません。 しかし、反物が暈し(ぼかし)であったり、縦にラインが入っていたり、左右で違う場合は、 追い裁ち、または、寄せ裁ちをいたします。 一般的によく言われる、「反物の時はいいな〜と思ったのだけれど、お仕立てしてみたらイメージが違っていた」などは、 お客様がイメージされているものと、 和裁師さんがお仕立てされるものとで、認識の違いがあるために起こるトラブルだと思います。 そこで、その溝を少しでも埋められればと考えております。 |
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通常、和裁師さんがお仕立てをされる場合、追い裁ちがほとんどです。 右図のような反物があったとしましょう。 右側に縦にラインが入っており、左側に紋(柄)が、入っています。 左右に関しては、丸巻き状態の方を上として表側を見た場合、と仮定します。 追い裁ちとは、下図のような裁ち方、仕立て方です。 |
左右 |
追い裁ち(パターン1) 絵羽(えば)ものなどのように後ろから見た図です |
追い裁ちとは、つまり、 反物を一定方向にそろえて お仕立てしていく方法です。 |
また、逆方向の追い裁ちだと、こんな感じになります 追い裁ち(パターン2) 絵羽(えば)ものなどのように後ろから見た図です |
同じ追い裁ちでも、上と下で かなり違って見えますよね。 こちらの追い裁ちは、 反物の柄からみると あまりセンスのよくない 仕立て方に見えます。 つまり、柄によっては、 センスよく見える場合と見えない 場合がありますので、ご注意下さい。 (星*が上に向かって落ちている? *が花火ならよいかも^^) |
次に、寄せ裁ちについてみてみます。 |
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寄せ裁ち(パターン1) 絵羽(えば)ものなどのように後ろから見た図です |
寄せ裁ちとは、 反物の片側つまり 右側なら右側、 左なら左側を 寄せてお仕立てしていく 方法です。 こちらは、背にラインを寄せて、 脇に紋(柄)を出しています。 袖口にもラインが入ります。 追い裁ちともまた違う感じです。 |
違うパターンの寄せ裁ちをみてみましょう。 |
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寄せ裁ち(パターン2) 絵羽(えば)ものなどのように後ろから見た図です |
こちらは、 脇にラインを寄せたバージョンです。 紋(柄)が背にきて、 上のバージョンと同様 よい感じの仕上がりです。 |
追い裁ちと寄せ裁ちについて、簡単に説明しましたが、 これだけで、何通りもの仕立て方、デザインがあることをご理解頂けたと思います。 オーダーメイドでお仕立てされる際は、 追い裁ちor寄せ裁ちなど、お好みのデザインをお知らせ頂けますと幸いです。 (前身ごろ、おくみに関しては、基本的に背の部分と同じ裁ち方になります。) さらには、 背の部分は、寄せ裁ちで、袖の部分は、追い裁ちで、というご注文も可能です。 その際は、柄のどちらを背の中心に持ってくるのか?あるいは、脇に持ってくるのか、などご指定下さい。 なお、何もご指定がない場合は、お任せということで、お仕立てさせていただきます。 <その他> 「紋(柄)に色がついていて、その部分を襟元にもってくると顔映りがよい」、 また、「襟元にこの柄、この色を持ってきて欲しい」、 「左の前身ごろやおくみにこの柄を持ってきて欲しい」、など ご希望がございましたら、お知らせ下さい。 ただし、反物の裁断の長さ、お仕立て寸法の関係で、 ご期待に添えない場合もございますので、 あくまでご希望という形で承ります。 オーダーメイドはこちらをクリック 不明な点は、カスタマーサポートまでお問い合わせ下さい |
丸巻きの方を上にし、表側を見た際の左右を基本とします。 左右 (表側は、基本的に中巻きとなっております。コート地などの場合は、無双などの商品もございますので、どちらを表にされてもお仕立て可能です。左右はお間違えのないようご注意下さい。) |
<追い裁ち、寄せ裁ち複合パターンの例1> <追い裁ち、寄せ裁ち複合パターンの例2> 例1、2ともに、背の部分は寄せ裁ち、袖の部分は、追い裁ち |
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